好物の話

こんにちは、中村です。今日も良い天気ですね。

 

さて、今日は好きな食べ物の話を。私は人に好きな食べ物について尋ねるのが好きです。もともと飲食が好きで、仕事も食べ物関連ですから、とにかく食べ物の話を聞くのが楽しいのです。

 

いろんな人に聞いた結果、ダントツの一位だった食べ物があります。何かわかりますか? 

 

答えは

 

 

……

 

 

寿司です!

 

 

そりゃそうですよね。日本人ですもんね。と思ったのは私も寿司が一番の好物だからでしょうか。

 

子供の頃、私の家では1月5日の父の誕生日には必ず寿司屋さんに行っていました。スーパーのパック寿司も回転寿司もない時代ですから、寿司は高級で特別な食べ物でした。

 

親族も来て皆で寿司屋に行ったときなど、親たちが座敷で酔っ払っているのをいいことに、小学生の分際でいとこと二人カウンターでお好みで寿司を頼みまくって大変な金額になったこともあります。今になって考えると恐ろしい……

 

寿司を食べに行った日は帰ってからもおいしさの余韻が冷めず、次はいつ食べられるのだろう、大人になったら毎日好きなだけ寿司を食べられるようになりたいものだと夢見たものです

 

私が調理の仕事を目指したきっかけも、自分で寿司を握れるようになったら好きなだけ食べられる、との子供じみた夢が根本にありました。

 

調理学校では寿司の授業が一番好きだったのですが、これがなかなかにむずかしく、家ではおからを握って練習し、人が集まるやたらと寿司を握らせてくれと頼み込み、友人や親族に片っ端から未熟な寿司を食べさせていました。いい迷惑だったことでしょう。

 

寿司屋さんみたいなロスの激しい商売はおっかなくて絶対出来ないので、実際に寿司屋になろうとは思いませんでしたが、今でも贅沢コースを注文された時などは寿司を握ります。本職の寿司屋さんほどうまくはできませんがとても楽しいです。

 

ちなみにこれが私の握った寿司です。

しまった、ボケた写真しかなかった……

 

でもなかなか好評だったんですよ。少しでもおいしくなるように上手に握れるようにと、お客様のお口に入る時間から逆算してご飯を炊き上げ、酢を混ぜ合わせてちょうど良い温度になったところで握ります。

 

寿司の話をしていたら久々に寿司を握りたくなってきました。どなたか贅沢コースを注文なさいませんか? 心をこめて握りますよ!

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