春にして想う

こんにちは、中村です。今日は確定申告に行ってきました。今までは友達の税理士さんに甘えて全部やってもらっていたので、実は飲食業10年目にして初めて自力でやる確定申告です。

 

明け方近くまで計算や記入をしていたのに、妙に気持ちが昂ぶってアラームが鳴るよりもずっと早く目覚め、午前中のうちに仕上げをして提出してきました。とりあえず、ほっとしました。

 

外は春を思わせる穏やかな好天で、厚着をして出かけたのにコートの前を開けても暑いくらいでした。かなり雪融けが進んでいますが、日陰などは磨き上げたようにテカテカで大変危険です。夜はまた気温が下がるからまた凍るのだろうなぁ。

 

私は季節は春が一番好きです。店名にも使っているくらいですからね。

 

今から5月くらいの間が北海道が最高に心地よい季節です。ヒートテックを脱ぎ、冬靴を替え、マフラーをはずし、少しずつ身軽になってゆくこの時期は、毎年生きているだけで楽しくてしかたがないのですが、今年はなんか特に楽しいです。

 

テレビで本州の桜や梅を見ることも多くなり、うっとりとした気持ちになります。あの可憐なピンク色はどうしてこんなにも心を浮き立たせるのでしょうね? 

 

 

私は大学時代を京都で過ごしました。学校の近くに桜の名所平野神社と梅の名所北野天満宮があり、毎年春を楽しみにしていました。花のことなど良くわからない無粋な女ですが、桜と梅だけは熱狂的に好きです。

 

特に梅は地元ではあまり見る機会がなかったので珍しく、花がついている時期も長いので頻繁に見に行っていたのですが、一人でうろうろしていると観光客に写真撮影を頼まれてばかりで、それだけが少々面倒でした。当時は携帯もデジカメもなく、渡されるのもフィルムカメラか使い捨てカメラでした。

 

北野天満宮の境内も人ごみも牛の像も梅林も、つい昨日見てきたかのようにありありと思い出せるのに、もう20年以上も前ことなのだと思うとめまいがします。人生は意外とあっという間に終わるものなのかもしれません。

 

平野神社では桜が満開の時期に毎年武道系部合同の花見が開催され、古武道部の私も出席しました。正装での参加が義務付けられていたので、男子は学生服、女子はスーツでした。

 

ビールやチューハイなどは用意されておらず酒は一升瓶の日本酒だけ。それをコップに並々と注いではあおり合う無茶な飲み方で、夜が更けるに連れ一人二人と倒れて行きました。

 

私は入学式の時に着たきりの慣れぬスカートでトイレに向かって全力疾走して転び、とがった小石が無数にひざ刺さり、しかし酔っていたので痛みは感じず、ひざに血まみれにして戻ると先輩が飲みすぎて意識を失っており、生まれて始めて救急車に同乗しました。救急病院ではサービスで私のひざの小石を取り除き消毒してくれました。

 

無謀な飲酒などいまや許されないことで、学生らしい愚かで危険な夜でしたが、そんなことが今となっては夢のように懐かしい。

 

今の仕事をしているとまとまった休みを取ることはなかなか難しいですが、できることなら死ぬ前にもう一度春の京都に行って、満開の桜を見上げてみたいものです。

 

 

おっと、なんでこんなことを書いてしまったんだか…… 近づいて来た春の気配にやられたのかもしれませんね。思い出に浸っている場合ではありません、そろそろ出勤せねば。

 

本日は月曜と言うのにありがたいことに4名様のご予約をいただいております。ご予約のお客様の今夜のご宴会がより思い出深いものになるよう、一生懸命調理いたします!

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