カレンダーと量の問題

こんばんは、中村です。今回は当店の抱える二つの問題についてお話したいと思います。

 


最近たくさんご予約をいただいて大変ありがたい限りなのですが、コースのご予約以外のお客様が来られないことが増え、寂しく思っております。


ご予約される時に分かりやすいようにと思い、最新ご予約情報をまめに更新しているためか、いつも忙しいと誤解されてしまっているようで、そのことがフリーのお客様の足を遠のかせているのではないかと頭を悩ませていました。


それで、苦心の末、一目でわかるご予約状況カレンダーを作成しました。


こんな感じのものです。

 

こちらをご覧になると、ご予約のない日の方がずっと多く、決して混んでなんかいないことがお分かりいただけると思います。


色の設定がまだうまく出来てませんが、これからもっと見やすいように手直しし、こまめに更新して行きます。文字でのご予約情報の更新も平行して続けますのでよろしくお願いいたします。

 

 

昨年の秋ごろまではいつも空いていたため、その頃から来られていた方は店内に数名おられるだけで混雑しているように感じられ、もう自分が行かなくとも大丈夫と思われてしまったのかもしれません。


しかし当店の存続のためには、まだまだ皆さまのお力が必要です。是非ともご来店のほど、よろしくお願いいたします。

 

私とお客様がカウンター越しに二人きりの日々もなつかしいですが、混雑している店もまた乙なもの。狭い店内にひしめき合い、見知らぬお客同士が語り合い盃を交わすにぎやかな夜もまた、小さい店の醍醐味です。一度経験すると癖になりますよ!




もう一つはお料理の量について。


ご来店下さったことのあるお客様はご存知と思いますが、当店のお料理は一品の量が多いです。

 

私自身が大食いなので、足りなかったら申し訳ないとついつい多く盛り付けてしまい、ボリュームに驚かれたら嬉しくなって次はそれ以上にたっぷり盛って…… 

 

と、どんどんエスカレートした結果、今に至ります。


誰だって少ないよりも多い方がうれしいだろうし、お酒が飲めないのにお食事目的で来て下さる方もおられるので、安い金額でたくさんお出しすればみんなに喜んでいただけると信じてのことでしたが、最近、店に来られた先輩に、もっと一品の量を考えた方が良いとご指摘いただきました。


ご飯のおかずではなく、お酒を飲みながらのおつまみとして食べるものなのだから、適切な量で最後までおいしく味わってもらうのもサービスの一つだと。


言われてみるとたしかにそのとおりです。それ以降、量について本気で考えを改めねばいけないのではと思い始めました。


当店は女性のお客様が9割以上で、お一人で来られる方も多いのに、今のボリュームの料理をお酒と一緒に召しあがったら、お一人では一品か二品食べればお腹いっぱいになっています。せっかくの外食、少しずついろいろ食べたいし、お酒だってたくさん飲みたいはずなのに、これでは寂しいですよね。


量の問題は開店して間もないころからすでに何人もにご指摘いただき、十分にわかっていたはずです。なのに今日まで変えずに来てしまったのは、たっぷり食べていただきたいとのサービス精神でもありますが、お得さに逃げ道を用意しておきたい私の心の弱さでもあるのだと気付きました。


まったく私と言う女はすぐに弱気になるんだから! 日々真剣に料理に向きあい、どうすれば少しでもおいしくできるかを考えに考えて、本気で入魂して作っているのに、今さら逃げてどうする! 

 


この機会に弱気の心を入れ替えます! お酒と共にいろいろなお料理をお楽しみいただくことこそが飲み屋の本道と肝に銘じ、本日以降、黒板メニューについては量を減らしてゆくように心がけます。

 

その分値段も抑えますので、お一人で来られても今までよりたくさんの種類をお楽しみいただけるようになろうかと。


油断するとまた少しずつ増えて大盛りになりかねないので、常連の皆さま、今後もしっかりと監視してやってください。



なお、お値段以上のおいしさとボリュームが評判でリピート率9割超の女子会コースとさっくりコースについては今の量を維持します。いつもご利用くださっている皆様、どうぞご安心ください! 

 

コースのボリュームダウンをご希望の方はご予約時にお気軽にご相談くださいね。

 

 

考えるべきことの多き日々ですが、これもまた飲食店経営の醍醐味でもあります。

大好きなすすきのでこれから先もずっと飲食業を続けて行くために、週末以外にも毎日たくさんのお客さんにご来店いただけるような魅力的な店にならなければ!

 

もっと皆さまに愛される良い店にできるよう、これからも日々精進いたします! どうか皆さま、応援のほどよろしくお願い申し上げます!

フェイスブックはこのブログの転送ですが、そちらもよろしくお願いいたします。