甘く見えて甘く

こんにちは、中村です。今日は風が強いですね。

 

三連休初日の本日は4名様のコースご予約をいただき張り切っております。なお、明日の日曜も営業しますのでよろしくお願いいたしますね。(13日の体育の日がお休みです)

 
さて、先日実家から大量にもらって来た栗ですが、なんとか全部剥き終わりました。

剥いた状態でこんなにたくさん!

 

栗は美味しいけれど皮むきが大変ですよね。どうにか楽にむけないものかとネットで調べたところ圧力鍋が良いとのこと。

 
生の状態で頭の部分に十字に切込みを入れ、ひたひたの水で低圧3分加圧、冷めるまで放置します。粗熱が取れた頃、お湯に浸かったままの栗を一つずつ取り出しながら剥くと、たしかに皮が柔らかくてすごく楽! 
 
それでもあまりに大量のため、すべて剥き終わるまで2時間くらいかかり、指が痛くなりましたが……
 
剥いたいいけど何を作ろうかとまた調べてみましたが、レシピは甘いものや揚げ物ばかり。私は辛党なのでできればおかずやおつまみになるものを作りたかったのですが、しかたがないので一番簡単な茶巾絞りを作ることにしました。
 
フードプロセッサーにかけて粉砕した栗をフライパンに入れ、栗の重さの1/10程度の砂糖と隠し味の塩を加えて弱火で煎り、砂糖が溶けて全体回ったら出来上がり。少し冷ましてからラップに取って絞ります。

これがしょぼい見かけに似合わずものすごくおいしくてびっくり! 

 
栗本来の素朴な味わいに砂糖の率直な甘さとかすかな塩気。口の中でほろりとほどける食感の良さ。ごく普通の上白糖で作ったのに、最上級和三盆糖でも使っているかのような上品な味わい。
 
私が今まで食べてきた栗菓子はいったいなんだったのかと!
 
 
そんなわけで、この衝撃を皆さまにもお分けしたく、本日のかわいい前菜には栗の茶巾絞りを加えてしまいます。
 
普段のかわいい前菜は見た目は甘そうなのに実は甘くないをモットーにしておりますが、この美味しさを皆さまにお伝えしないのはむしろ罪だと思い、期間限定でルール変更いたします。
 
旬の栗の実力、ぜひとも味わっていただきたい!

フェイスブックはこのブログの転送ですが、そちらもよろしくお願いいたします。